2018
10.05
パートナードッグ~『入浴福祉新聞 第47号』より~
従事者向け
『入浴福祉新聞 第47号』(平成6(1994)年4月1日発行)より
過去の入浴福祉新聞に掲載された記事をご紹介します。
発行当時の入浴や福祉等の状況を少しでもお届けできたら幸いです。
編集室
パートナードッグ
夫婦のみか一人暮らしが当たり前のヨーロッパの高齢者で、ペットを飼う人は多い。
ペットが心身を安定させるからだ。
ペットとのふれあいを、身体障害者や病弱者の健康回復に役立てる「動物療法」の研究が、日本でも今年から日本動物病院福祉協会を中心に着手される。
これまで国内でも、障害者が手足を動かすようになった…血圧が下がった…植物状態の人が目を開けた…といったペットとのふれあい効果が報告されてきた。
では、介助もしてくれるペットだったらどうか。
これもアメリカなど外国ではかなり活躍しているらしい。
新聞を取ってくる…部屋の伝統を点滅してくれる…着替えを手伝ってくれる…電話をくわえて持ってきてくれる…落としたモノを拾ってくれる…などなど、盲導犬のように、障害者の生活を援助する「パートナードッグ」を育てる運動を始めたようだが、日本は、列車には一緒に乗れない…デパートなどでは断られる…部屋を貸してくれない…といった障害が横たわっている。
日本という国は、根底から改めないといけないところだらけだ。
(露)
※発行当時の原稿をそのまま掲載しております。何卒ご了承の程お願い申し上げます。
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